ストレスが体の痛みと関係するとはビックリ!

相模原市南区 女性会社員  C.Hさん

膝の痛みが気になってこちらを紹介されたのですが、ホームページにブレインアラームセラピーというのがあって、初診の時にいろいろお話を伺いました。

最初の1,2回は、膝の痛みに繋がる原因の太腿の裏の硬さがほぐれ、毎回家に帰る頃には膝も良くなってびっくりだったのですが、次に行くと戻ってしまっていて先生の予想より良くなっていない。

すると「感情が邪魔をしてうまく動かなくなっているのかも」と先生がおっしゃるのを「まさか~」と思いながらも、こんな強いストレスがあった、という話を先生にしたところ、「では・・・・」とその場面を浮かべて頭をユラユラユラユラ。不思議とそのストレスを受けた場面への想いが落ち着いていくのを感じました。その日はそれだけで終わり。

その日の施術にピンとこないところがありながらも、まぁ、どういうわけか気持ちがすっきりしたしそれはそれでよかったか、と思って帰りの自転車を漕いでいたところ、どんどん背筋が伸びていくような、身体の筋肉が正しい位置に自ら大陸移動してくれているような感覚を味わいました。背中、今日触っていないのに?背中が伸びたからか、身体のバランスが安定して膝の痛みも消えてしまいました。

ストレスや記憶がこんなにまで身体に影響をしていることなんて、今まで考えたこともなかったのですごく驚きでした。

脳と身体の繋がりの凄さを実感しました。

身体の不調も治り、心理カウンセリングのようなこともしていただいてすごく不思議です。ありがとうございました。

痛みの恐怖の記憶が体に及ぼす影響

人間は、常に記憶を基にして行動をしています。

 

痛みという記憶は、恐怖が結びついています。

恐怖は、危険なものとしてそれから避けようとする逃避行動に結び付きます。

 

現在、膝が痛い患者さんで歩行運動に異常を起こしてしまった方が2名います。

2名とも痛みを避けるために、膝を曲げずに歩いていました。

 

それが学習記憶されて膝が痛みなく曲げられるようになったにも係わらず

歩行しようとすると膝を曲げることが出来ず

伸ばしたまま突っ張って歩いてしまいます。

 

20年もその歩き方をしていたら強力な記憶として側頭葉の深層に存在してしまいます。

一般的にそれを置き換えるには、同じくらいの時間がかかると思えますが

それでは、意味がないですよね。

 

曲げると痛みが出る。

悪くするから曲げてはいけない。

と自分に言い聞かせて記憶を強めています。

 

その逆に

膝が痛みなく曲がった。

膝を曲げても悪くならない。

膝を曲げて歩いても大丈夫。

と思えれば

 

そこには、危険が取り除かれます。

 

目で見るということも大きな力になります。

目で見た記憶は、強く印象に残ります。

大丈夫が強化されます。

 

記憶は良くも悪くの使い方によります。

 

 

身体の悪さを長い間ほっておくと良くないということです。

 

 

みなさんは、ほったらかしにしていませんか?

 

 

 

音と記憶

警備の仕事をされている患者さんのことです。

 

皆さんは、警備の仕事にどのようなイメージをお持ちですか?

 

 

銀行の現金輸送の警備

道路工事の警備

建設現場の警備

マラソン大会の警備などなど

 

 

マラソン大会の警備は警察でしょ?

と思っていましたが、

今では、警備会社が主で警察官は従の立場だそうです。

 

 

今の世の中警備会社は、重要なポジションになっています。

 

 

 

しかし、新入社員を募集してもまったく入ってこないそうです。

仕事は、どんどん増えているのに人材が足りないそうです。

 

 

そんなわけで、患者さんも過酷な労働とのことです。

現在は、パチンコ店内での警備。

1日中、大音響の電子音楽と玉の音の中。

従業員全員に共通な現象が起こっているとのこと。

 

 

それは、物忘れ。

 

 

2,3時間前にしたことを忘れてしまうとのこと。

仕事の相棒は、鬱になって精神科に通っているそうです。

 

 

大音響の無意味な音が、不快な音として偏桃体に伝わるのでしょうか。

不快は、ストレスとして大脳辺縁系の働きを低下させ

前頭葉の働きも低下し

海馬の短期記憶に障害が出るのでしょう。

 

 

不快さは、ストレスになります。

ストレスの怖さを知るお話でした。

 

 

検査でも交感神経の興奮の反応がありました。

それがもとで、横隔膜の緊張が高まり胸郭の可動性が低下して

全身バキバキの感じになっていました。

 

 

騒音ストレスは、注意!

身体を大切にしてください。

子供のチック症状

昨日、施術中に子供のチックについての相談を受けました。

小学校2年生の長女が、最近ひんぱんに瞬きをするチックが出ているとのことです。

「2年前に弟が生まれて私が弟に目を向けているせいか、長女の目が私を求めていることがよくあります。」

「弟の面倒は、よく見てくれているのですごく助かっているのですが?」

「彼女の心にシワ寄せを作っているのでしょうか?」

 

子供のチックは、3、4歳から始まり7、8歳でピークを迎えるとされています。

 

チックに関して医学会では、精神分析の視点からの解釈がされていたものが、

最近では神経の病気(脳機能障害としてドーパミン受容体の関連)が注目されています。

 

ドーパミン?と思われるでしょう。

 

では、どんな症状があるんでしょう。

症状は、まばたき(瞬目(しゅんもく))、首振り、顔しかめ、口すぼめ、肩上げなど上位の身体部位によく現れますが、

飛び跳ね、足踏み、足けりなど全身に及ぶ運動性チックといわれるものもあります。

また、咳払い、鼻ならし、叫びや単語を連発する発声チックといわれるものもあります。

どれも自分の意思とは関係なく筋肉が動いてしまうものです。

発声チックも筋肉の動いによって起こっています。

一言で言えば、筋肉の働きの乱れです。

パーキンソンの方も手が震える現象があります。

これも意思とは関係ない不随運動です。

パーキンソンの方は、黒質の変性によるドーパミンの分泌が減少したことによるものです。

ここでもドーパミンです。

 

実は、人間の筋肉の運動は大脳皮質の運動野から筋肉への随意な指令と

大脳皮質から大脳基底核という調節系を経由して筋肉へ不随意な指令を伝える2つの指令は合わさっています。

随意な指令だけでは、動きがロボットのようなカクカクとした動きに待ってしまいます。

調節系からの指令が加わることで滑から動きになります。

調節系の大脳基底核の働きは、様々なところとや物質と関係しています。

そのひとつが中脳の黒質から分泌されるドーパミンです。

 

医学会の見解は、

子供の場合、発達の未熟さからドーパミンを受け取る働きがが十分にできていないということ。

しかし、チックが発症するまではきちんと受け取れていたということになりますから

発達の未熟さからだけとは断定することは難しいです。

 

大脳基底核は、感情や記憶の働きをしている辺縁系との関わりが強いため

精神的なストレスが影響することも考えられます。

精神科のドクターも身体的要因と心因的要因の双方の関わりがあると言っています。

 

ストレスは、辺縁系から自律神経の中枢の視床下部を刺激します。

その結果、交感神経を興奮させます。

交感神経は脳の血管を収縮させますから

長期に血管の収縮が続くと血流が悪くなり

脳細胞の働きが低下を起こします。

大脳基底核の働きも低下すれば、不随運動が起きることがかん変えられます。

 

現在、小4の男の子の咳のチックの施術を始めたところです。

交感神経を緩和する刺激を与えると咳が止まります。

これは、先に述べたことを裏付ける現象です。

まだ、一時的ですがホームケアと合わせて続けることで症状の改善が期待できます。

家族と力を合わせれば、良い結果が生まれます。