大丈夫?子供のカラダ1

大丈夫?子供のカラダ

成長の仕組みと正しい身体を知る

過保護になり子どもの生活圏が狭くなっているため、体格と体力が反比例しています。基本的な骨の成長の仕方と体型のでき方を理解して、背骨や筋肉の役割と大切さを認識してください。 とくに乳幼児期からの多数の運動機能の発達が、将来の身体の動きにどのような関わりがあるかを知って、乳幼児期に養われなければならない運動機能を習得する環境造りの大切さを知ってください。

★人間の土台として大切な骨の成長のメカニズム

カルシウムの固まりである骨は、私達人間の身体を支えて頑張っています。子どもの骨は、軟らかくて成長がとても早いものです。そのため骨の成長の仕方によって身体の作りが違ってきます。正しく骨を成長させることによって、均整のとれた骨格にし、重い物を背負っても耐えられるようにして、将来大人としての役割を果 たすことができるようにする必要があります。骨の成長のメカニズムを知り、子どもと一緒に骨の大切さを考えてみましょう。 骨は、軟骨と呼ばれる軟らかい骨が成長をして形を作り上げ、そのあとから硬い骨の組織に変化していきます。この過程は胎児のときから始まり、すべてが終了するのは30才頃といわれています。これを部位 別に、年齢を追って説明します。