ブレーンアラームセラピーとは??Brain Alarm Therapy

私がカイロプラクティックに携わるようになって21年が経ちました。その間、様々なトラブルを抱えた方々に出会うたびに、ベーシックなカイロプラクティックだけでは対応できないことを感じ、背骨から始まって末梢神経、内臓、噛み合わせ、靴の問題と様々な分野の知識を習得し、体の機能の改善に生かすことで、患者さんからの期待に応えるよう研鑽してまいりました。しかし、これまでの事で全てが網羅されているわけではありません。行き着くところは、分りませんが、脳科学の分野と身体機能とのつながりに着目し、知識の習得と臨床を繰り返してきた結果、多くのことが分ってきました。

痛みがもしなかったらどうでしょう

私達は、健康な時に自分の身体を意識したことはないはずです。しかし、どこかに痛みが出たりすると痛みのあるところに意識が行きます。 例えば、膝が悪くなりつつあっても分らずに歩きます。最終的に完全に膝が壊れて動かなくなったときに、気が付きます。これでは、もう歩くことが出来ず、 回りに助けてくれる人がいなかったら、生活が出来なくなります。つまり動物としては、生命の危険にさらされることになります。生命の危険を防ぐために、脳 (ブレイン)が痛みと言う警告(アラーム)を感じ取るようにしているのです。しかし、この警告を感じたときには、障害が補正範囲を超えたときですから、大分悪いと言うことです。しかし、多くの方は「特に無理をした覚えがない」と言います。皆さんも思い起こすと同じだと思います。

なぜ痛みが出るまで悪くなってしまったのでしょう

当たり前に働いていると思っている筋肉が、痛みを感じる前からすでに100%働いていないのです。

どうしてなのでしょう

動物は、様々な身体の危険を脳幹(本脳)が感じると身体を守るために、安静にさせようとします。つまり行動をさせないように、脳は筋肉の働きを抑えます。 例えば、犬や猫は体の調子が悪いときは、じっとして動きません。私たち人間は、本脳の周りの大脳が発達しています。現代社会の中で、大脳の思考という働きを優先して暮らしているために、本脳の働きによって起こる身体の違和感を「疲れているだけだ」とか「今日は、大事な会議がある」などと、理由をつけて退けています。このときの違和感は、すでに本脳からの命令によって安静にさせるように身体の筋肉の働きを抑えてしまっているため起こるのです。この状態のまま 生活をし続けたら、気付かないうちに身体は悪くなっていきます。したがって、痛みの出ているところは「結果」であり、「原因」ではないのです。原因となっている脳からの抑制を解除することが、重要です。

ブレインアラームセラピー

脳に心地よい刺激を入れて脳の血流を促すことで、活動できる脳環境を作り、筋肉の機能を100%発揮させ、痛みを出している所の負担を取り除くことを目的にしています。

今までにない脳(ブレイン)科学を取り入れた療法で、早期の健康回復を図っていただきたいと思います。