痛みの恐怖の記憶が体に及ぼす影響

人間は、常に記憶を基にして行動をしています。

 

痛みという記憶は、恐怖が結びついています。

恐怖は、危険なものとしてそれから避けようとする逃避行動に結び付きます。

 

現在、膝が痛い患者さんで歩行運動に異常を起こしてしまった方が2名います。

2名とも痛みを避けるために、膝を曲げずに歩いていました。

 

それが学習記憶されて膝が痛みなく曲げられるようになったにも係わらず

歩行しようとすると膝を曲げることが出来ず

伸ばしたまま突っ張って歩いてしまいます。

 

20年もその歩き方をしていたら強力な記憶として側頭葉の深層に存在してしまいます。

一般的にそれを置き換えるには、同じくらいの時間がかかると思えますが

それでは、意味がないですよね。

 

曲げると痛みが出る。

悪くするから曲げてはいけない。

と自分に言い聞かせて記憶を強めています。

 

その逆に

膝が痛みなく曲がった。

膝を曲げても悪くならない。

膝を曲げて歩いても大丈夫。

と思えれば

 

そこには、危険が取り除かれます。

 

目で見るということも大きな力になります。

目で見た記憶は、強く印象に残ります。

大丈夫が強化されます。

 

記憶は良くも悪くの使い方によります。

 

 

身体の悪さを長い間ほっておくと良くないということです。

 

 

みなさんは、ほったらかしにしていませんか?

 

 

 

パソコンが腰痛の原因だった?50歳、女性、I.Yさん

主訴

左腰痛
慢性的に腰痛があります。通勤の電車で立っていると痛みが強くなります。
また、仕事で長く座っていると痛みが出るので自分でストレッチをしている。
左脚にも違和感がある。

既往歴

2012年、子宮筋腫摘出

検査結果

膝を伸ばしたままの脚上げテストで、大腿の裏の張り(左>右)
ブラインドスポット(盲点)テストから左側頭葉の亢進
光テストから左上外側からの光刺激に過敏(眩しい)

経過

今回の患者さんは、通勤途中にずっとスマホを見続けているとのことから光刺激と関係があるのではないかと推測して、2種類の目の検査をしました。これは、目といっても目を通して脳の働きを調べているのです。
ブラインドスポットは、左目は右脳の働きを表します。右目はその逆です。水平から上側が側頭葉の働き、下側は頭頂葉の働きを表します。脳の働きによって大きさが変化します。脳の働きが良いと小さくなり、悪くなると大きくなります。
I.Yさんは、左側上が小さく右側上が大きくなっています。また、光テストで左上外側からの光に眩しいことから右側頭葉の働きが良すぎて光を感じやすいということが分かります。脳は、働きのバランスが大切です。働きが偏ることで機能障害が生まれます。今回は左半身の筋肉の働きを伝える右頭頂葉の働きが低下したものと思われます。
左目に外側上から赤い光を当てて右側頭葉の働きを緩和させることで腰痛が改善されました。I.Yさんは、パソコンで広告を作る仕事をしているので右側頭葉を良く使っていることになります。現在ほとんどの方がパソコンやスマホを使いますが、腰痛の原因になるということです。気をつけましょう。