転んで痛めたと思っていた首の痛み、膝の古傷が原因!

K.Sさんの経緯

K.Sさんは、玄関で前のめりに転んで、両手をついたときに左首に痛みと左手に痺れを感じました。痛みとしびれがなかなか治らないとのことでした。

首は何年か前から時々痛みを感じていましたが、去年の11月ごろから常に痛みを感じるようになってきたとのことでした。首の痛みに伴って頭痛も出るようになっていました。

既往歴としては、以前ママさんバレーボールをしていて、35年前に右膝の十字靭帯を断裂しています。

手術をしたものの膝は伸び切りません。右膝をかばっていたので左膝にも痛みを抱えて、こちらも伸び切らず曲がったままです。

検査結果

検査をしてみますと、骨盤のゆがみにより両側の腸腰筋と内転筋の筋力低下を起こしています。

さらに骨盤のゆがみに伴い、腰椎の回旋変位と右起立筋の緊張が起こっていて、右肩が下がり左肩が上がって上半身がねじれています。

このねじれは、今回転んだことで起こったとは思えません。35年前に、右ひざを手術してからかばっているうちに引き起こされたねじれであると思います。

このねじれた状態で転んで両手をついたことで、左首から肩にかけて強く衝撃を受けることになり、左首の痛みと左手に痺れを引き起こしたと考えられます。

施術内容

施術では、まず骨盤のゆがみと腰椎の回旋変位を整えて、右起立筋の緊張を緩和させることで上半身のねじれを取り除きました。

両膝は、ケガのあと大腿の前後の筋肉の緊張とふくらはぎの緊張によって強く締め付けられている状態です。

そのために立っても膝が曲がっているために中腰でいるようになり、背中も丸く顎が前に出るような姿勢になっています。

長年の筋肉の緊張で、筋膜の動きが悪くなっています。筋膜をリリースすることで膝の締め付けが緩み、立った時に膝が伸び姿勢も変わりました。

症状の変化

上半身のねじれの解消と姿勢の変化により左首の筋肉の緊張が取れて痛みと痺れが感じなくなりました。

 

今回のケースは、スポーツ障害による身体の歪みと転んだことによる外力の2つの要素が症状を引き起こしたケースです。

このような場合、転んだことによるものと思って首の手当だけを行っても改善しないということになります。

現在も膝の施術を行っていますが、以後首の痛みは出ていないということです。

テニスの後、右手が痛くて力が入らない50歳、主婦、O.Hさん

主訴

右手の痛み。
日曜日にテニスをして帰ってきたら、右手が痛くて力が入らなくなってしまった。

検査結果

右斜角筋の過緊張により胸郭出口の狭窄から、尺骨神が絞扼され指伸筋の筋力低下(掌側および背側、総指伸筋)、握る筋肉の筋力低下(深指屈筋、浅指屈筋)、母子内転筋の筋力低下、母指外転筋の筋力低下、小指外転筋の筋力低下を引き起こした。

経過

斜角筋の過緊張を取り除くことで、尺骨神経の絞扼なくなり筋力が回復しました。

説明

O.Hさんは、相手の速い球を負けずに打ち返そうとして力いっぱい振っていたそうです。また、ラケットの真ん中に当たらずに、かなりの衝撃を感じたことも何回かあったそうです。
恐らく、思わぬ衝撃により首の前面から胸に向かって付いている斜角筋が緊張を起こし、それを何回か繰り返すうちに斜角筋の緊張が取れなくなり、胸郭出口と呼ばれている鎖骨の内側の神経の通り道で尺骨神経が締め付けられてしまい、神経の伝達が低下することで手の筋肉の働きが弱くなってしまったと推測されます。
テニスをした経験のある方なら、ラケットのフレームに当たった時の衝撃の強さは、よくわかると思います。腕に「ビーン」ときます。
その衝撃で肘が痛くなることもよくあります。速い球には、ラケットの面を合わせれば同じ速さで返球できます。卓球でいうブロックですね。怪我をしないように楽しんでください。

いつの間にか慢性腰痛・肩こり38歳、会社員、T.Tさん

主訴:

1日中座りっぱなしでパソコンを見ながら仕事をしているせいか、以前から常に腰が重い。目もしょぼしょぼすることが多く、それに伴って肩もこる。辛くなると、時々街中のマッサージに通っている。昨年3月頃、胡座あぐらをかけないことに気がついて、接骨院に半年通ってだいぶよくなった。最近、夜中に寝返りをすると右足が攣つることが時々ある。
妻に「マッサージに通っても良くならないよ。」と言われて来ました。

既往歴:

花粉症、便秘、下痢

検査結果:

副腎機能低下による糖代謝低下。

説明:

T.Tさんの場合、砂糖を体に接触させると抑制反応により筋力低下が起こります。
しかし、ビタミンCを一緒に接触させると抑制がかかりません。
ということは、砂糖は、身体にとってマイナスな物質で、ビタミンCはプラスな物質ということになります。
一日中パソコンを使う仕事で、パソコンから出るブルー系の光が脳を刺激してストレスを与え続けます。

ストレスに対して身体は、脳にエネルギーとなるブドウ糖を血液に混ぜて運びます。
ブドウ糖を血液に混ぜるには、ブドウ糖を蓄えている肝臓に対して、副腎からのホルモンの分泌が必要です。
この副腎は、ビタミンCをたくさん消費する臓器です。

自分がわからないうちにビタミンC不足になって、副腎が働きづらくなっていることがあります。
そうなると、ブドウ糖の供給が低下して慢性的な疲労状態になります。骨格も不安定となり、関節に負担がかかり腰痛のきっかけになります。
副腎の働きを刺激して、骨盤の動きの偏りを整えて身体のバランスを整えることで、腰痛と肩こりが改善しました。パソコンの光には気をつけましょう。

脳梗塞の疑いが、実は入れ歯から

先週は、二人続けて脳梗塞を疑わせるような症状。

一人は、70代女性。

歩くときに左足がパタンパタンと音がするような歩きになってふらつく。

左足の筋肉の働きが、全て低下。

目をつぶって立つと、フラツキが大きくなる。

一直線上を歩くとふらつく。かかと歩きができない。

手の回内回外テストも左が動きづらい。

姉も脳梗塞。

これだけ見るとこれは脳梗塞の可能性が高い。

しかし、噛み締めテストをすると陽性。

左歯肉に抑制反応。

聞いてみると、暮れに新しい入れ歯が出来たが噛みにくい。

入れ歯を取って、歯ブラシで歯肉を磨いているとのこと。

アチャー!

三叉神経と交感神経の刺激し過ぎ!

お口の三叉神経と交感神経をなだめてあげると、左足の筋肉は回復。

もうひとりの方も、70代女性。

左に膝が痛いのと左半身が冷える。

糖尿病。喫煙。

左下肢の筋力低下。

手の回内回外テスト左が動きづらい。

右の舌下神経低下、右前頭葉低下。

右の交感神経亢進。

これも右の脳梗塞の疑い。

しかし、噛み締めテスト陽性。

お口を開けてみると、左下の臼歯が何もない。

入れ歯を作ったけど、ご飯がまずいので入れていないとのこと。

綿花を左で噛みしめると、左下肢の筋力が回復。

左の上の歯が下がっている証拠です。

入れ歯を入れてくださいね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

筋力低下による右膝の痛み

小田急相模原患者様の声

<A.Eさん 66才 主婦>

■来院の決めて
・ 信頼できる方の紹介

 

■感想
先生の説明をお聞し、体は(心 ストレス)体(筋肉)がチェーンの様に
つながっているのだと施術を受けながら実感です。
自分でつけてしまったくせは気付くことなく時が過ぎ手足の痛みが出て来て
はじめて気付くと言うことを、先生の施術を受け始めて原因を知ることができました。
正月子供たちが集まりましたので体験を伝えたところ
5人全員が先生の施術を受けたいとのこと。
仕事上30代後半から40代これからは
体にも意識を持ちながら仕事に打ち込んでもらいたいと思っています。

【院長メッセージ】
A.Eさん 施術の感想ありがとうございました。
右膝の痛みで来院されました。
検査をしましたところ
右半身の筋肉の協調運動が乱れていて
筋肉の働きが低下していましたね。
協調運動の乱れた原因を探しましたら
なんと30年前にバトミントンで炒めた右肘が原因だったとは。
右肘の悪い情報が小脳に伝えられていたために
協調運動の調節機能が乱れてしまったのですね。
右肘が曲がりきらなくて
頭を洗うのも苦労していたとのことで
一石二鳥になりました。
この感動をご家族に伝えていただきまして
ありがとうございました。