カフェイン過剰摂取注意(朝日新聞)

6月13日の朝日新聞の朝刊のトップ記事で「カフェイン過剰摂取注意」という見出しの記事が出ています。

患者さんでもコーヒーの飲み過ぎから副腎の機能低下が起こり、機能性の低血糖を引き起こして、倦怠感、腰痛、膝痛、めまい感などを引き起こしている方がいらっしゃいます。

新聞記事では、カフェインを含む眠気防止の薬やエナジードリンクによる中毒が5年間で101名が病院に運ばれ、3名が死亡しているとのこと。

成人で1日にカフェインを1g以上摂ると中毒になる可能性が指摘されています。

コーヒーには、200mlで120㎎含まれていますので、8杯です。

まあ、こんなに飲む人はめったにいないと思いますが、5杯ぐらい飲んでいる方は結構います。

カフェインは、副腎を働かせて糖分を血中に送り込み交感神経を興奮させます。

副腎が働くとビタミンCを消費します。ビタミンCが不足してくるとコラーゲンの生成が少なくなってしまい関節痛や肌荒れを起こします。シミも増えてきます。

 

心当たりがある方は、コーヒーを控えましょう。

 

いつの間にか慢性腰痛・肩こり38歳、会社員、T.Tさん

主訴:

1日中座りっぱなしでパソコンを見ながら仕事をしているせいか、以前から常に腰が重い。目もしょぼしょぼすることが多く、それに伴って肩もこる。辛くなると、時々街中のマッサージに通っている。昨年3月頃、胡座あぐらをかけないことに気がついて、接骨院に半年通ってだいぶよくなった。最近、夜中に寝返りをすると右足が攣つることが時々ある。
妻に「マッサージに通っても良くならないよ。」と言われて来ました。

既往歴:

花粉症、便秘、下痢

検査結果:

副腎機能低下による糖代謝低下。

説明:

T.Tさんの場合、砂糖を体に接触させると抑制反応により筋力低下が起こります。
しかし、ビタミンCを一緒に接触させると抑制がかかりません。
ということは、砂糖は、身体にとってマイナスな物質で、ビタミンCはプラスな物質ということになります。
一日中パソコンを使う仕事で、パソコンから出るブルー系の光が脳を刺激してストレスを与え続けます。

ストレスに対して身体は、脳にエネルギーとなるブドウ糖を血液に混ぜて運びます。
ブドウ糖を血液に混ぜるには、ブドウ糖を蓄えている肝臓に対して、副腎からのホルモンの分泌が必要です。
この副腎は、ビタミンCをたくさん消費する臓器です。

自分がわからないうちにビタミンC不足になって、副腎が働きづらくなっていることがあります。
そうなると、ブドウ糖の供給が低下して慢性的な疲労状態になります。骨格も不安定となり、関節に負担がかかり腰痛のきっかけになります。
副腎の働きを刺激して、骨盤の動きの偏りを整えて身体のバランスを整えることで、腰痛と肩こりが改善しました。パソコンの光には気をつけましょう。