体調不良は、歯が割れていたことが原因!
61歳、主婦、I.Hさん

主訴

右喉から鎖骨、腕への痛み。右腰の痛み。右すねの冷え。左足首の痛み。
二人の孫の世話と母の介護で疲れてきたためか、朝起きると右の喉から鎖骨にかけて痛みます。右の腰も立ち座りで痛く、座っていると左足首あたりがじわっと痛くなります。

既往歴

椎間板ヘルニア、右アキレス腱断裂

検査結果

右上第2大臼歯の歯根の割れ、右第4頸神経以下痛覚減弱

経過

全身にわたり症状があり、この体はどうのようになっているのだとうと感じられる方がほとんどだと思います。
しかし、訴えの中に腕への痛みの広がりやすねの冷えといった神経の障害を表す表現があります。また、朝の痛みという特徴から寝ている間に何かが起こっているということがわかります。
問診からの推測に基づいて神経学検査を行った結果、右側の頸から出ている4番目の神経から5番目、6番目と順番に下肢の神経まで連続して痛みの感じ方が弱くなっています。これは、神経が背骨を出る前の脊髄の障害を表しています。脊髄の障害の位置は、3番目の神経と4番目の神経が脊髄から分かれる境目のところです。頸椎の3番目を調べてみると、右側が前方へ引っ張られていることが解ります。これを確かめるために、右側を後方へ戻す位置にして痛覚の検査をしますと正常に感じるようになります。
このことから、頚椎の3番目の変位があることが確かめられました。
なぜ変異を起こしたのか?実は、右上の奥歯が割れていたことから噛む筋肉が緊張を起こし、噛む筋肉と一緒に働く後頭部から頸に付いている筋肉が異常に緊張して、頚椎を変位させたと言うわけです。
抜歯でスッキリしました。