今までの栄養学は、間違っていた!糖質は悪、脂質は善‼

皆さんは、「コレステロールが上がるからお肉は食べすぎないように」と教えられて来ましたね。しかし厚生労働省が2015年4月改定の「日本人の食事摂取基準(2015年版)」で、食事からのコレステロールの摂取抑制目標値を撤廃していたことをご存知ですか?そう言えば、卵を食べてもコレステロールは溜まらないというニュースが流れたような気がすると思いだした方もいらっしゃるかと思います。イギリスの医学雑誌に2015年2月、「食事指導をしても心筋梗塞などによる死亡率は変わらない」とする研究結果が発表されたのです。それはコレステロールを減らすことを目的にした食事指導には、根拠がないことを示した画期的な内容となりました。同じ2月にアメリカ政府の「食生活ガイドライン諮問委員会」がコレステロールの摂取制限は必要ないと報告したことにより、日本でも撤廃されました。日本の資質栄養学会が明らかにしたデータによっても、コレステロールが低いほど死亡率が上がること、日本の女性の99%がコレステロールを下げる必要のないことが分かってきました。

コレステロールは、食事で作られる割合が20%で、残り80%は肝臓で合成されています。コレステロールをあまり摂取しなければ、体内剛性分が増えますし、たくさん摂取すれば合成分が減るというバランスが出来ています。このことからも摂取制限には意味がないことが分かります。

それよりも重要なことが、人間が育つときに脂肪で育っていたという事実です。妊娠中の赤ちゃんの臍帯血には、糖質が無く脂肪が通常の10倍含まれていることが分かりました。へその緒が繋がっている胎盤には、さらに10倍もの脂肪が存在していたのです。人間は出産するまで脂肪で育つということです。このことから人間のエネルギー源は、糖質ではなく脂質であるということです。主食が脂質であるということです。

脳の1/3は脂肪です。コレステロールは、細胞膜の必須成分です。コレステロールを下げるということは、細胞膜を維持、修復ができません。神経の製作、血管の修理もできなくなり、神経障害や認知症、アルツハイマーを引き起こすことが分かってきました。NHKの番組の「人体」でも述べていましたが、血管壁に入り込んでいるコレステロールは、摂取したものではなく血中に余った糖質がインシュリンによってコレステロール化されたものだったのです。

今まで処方されていたコレステロールを下げる薬は何だったのでしょうか?                     

                 宗田哲夫著「ケトン体が人類を救う」より