
「いつも歩いているのに、なんでこんなところで転ぶの?」
「両手に物を持っていて、転んだときに顔をぶつけた」
「スマホを見ながら歩いていたら、段差に気づかずにつまずいて転んでしまった」
このような経験をされた方は少なくないと思います。
年齢を重ねると、転倒後の痛みが長引くことが多くなります。
転倒は予期せず起こるもので、つまずいた拍子に体が前に進もうとする勢いが
止まり、足が支点となって体が地面にたたきつけられてしまいます。
皮膚が擦りむけて出血すれば、その痛みにばかり意識が向きがちですが、実は
それ以外の症状が後から出てくることもあります。
毎朝友人とウォーキングをしていたAさん。
慣れ親しんだコースを歩いていたある日、ちょっとした溝につまずいて転倒し、手でかばう間もなく左顔面を地面に強く打ちつけてしまいました。
顔からの出血はありませんでしたが、その瞬間、手足に力が入らなくなり、一時的に感覚がなくなって動けなくなってしまいました。
しばらく座って休むと徐々に感覚が戻り、ゆっくりと立ち上がることができましたが、念のため病院でCT検査を受けたところ、脳に異常はありませんでした。
しかし、その後になって左の肩甲骨の内側に痛みが出たり、右脚のしびれや足の裏に熱感を覚えたりするようになりました。
しばらくすれば治るだろうと様子を見ていたものの、症状は悪化し、ついには眠れないほどに。
これは、脊椎の中にある脊髄が圧迫されていることで起こる症状でした。
一歩間違えば、脊髄損傷によって手足が麻痺していた可能性もあります。
転倒を軽く考えず、もし倒れてしまった場合は、早めにアキヒロカイロプラクティックへご相談下さい。